3年ゼミ

前期

3年生ゼミの前期は、日本語教育に関する文献にもとづいた発表です。

2~3人一組でテーマを分担します。発表までに

  • 文献のまとめ
  • ディスカッション・テーマの選択
  • レジュメづくり

を準備します。

もちろん、そのプロセスではゼミ担任である私がお手伝いしますが、それはあくまでも「相談」という形にとどまります。ゼミ発表は学生が主体で進めます。

発表は計画した流れに沿って進めていきますが、ディスカッションなどでは、発表者の予想を超えた反応をゼミ生が見せることが多々あります。

それがゼミ活動の醍醐味の一つといえるでしょう。

ゼミは、よく話し、よく笑い、よく考える、時間ですね。

後期

3年生ゼミの後期は〈プロジェクト・ワーク〉です。

グループで《教材開発》などに取り組んでいます。

まず「だれが、何のために使うものか?」を検討して企画をたてます。

制作過程では、いろいろな壁にぶつかります。

問題に遭遇して初めて文献を読んだり、留学生に意見を求めたりして、対策を考えていくことになります。もちろん、何よりも大切なのはチーム内での話し合いです。

そうして開発した《教材》が、実際に使えるものかどうかを検証します。

このプロジェクトワークでは、作業を通じて

  • 自分なりの役割を果たすための責任感
  • 仕事のはこびかたを考える段取り力
  • プロジェクトを実践するための調整力

という力を育てることを目的としています。

留学生とともに

3年ゼミでは、留学生をメンバーに迎えることもあります。

これまで本学の協定校である韓南大学校(韓国大田広域市)や梨花女子大学(ソウル市)からの留学生とともに、様々な活動を行ってきました。

日本語学習者として日本語教師のタマゴとして、留学生の存在はゼミ活動を活発にしてくれます。