香港の小学生を迎えて2017

絵手紙活動を紹介するゼミ生
絵手紙活動を紹介するゼミ生

香港SFA英文小学(香港のカトリック系小学校)5年生6年生合計20名の皆さんが「日本研修旅行」の一環で本学にいらっしゃいました。

3年ゼミ生とは「絵と書」の活動、和室で「お茶と和菓子」、そして「日本語教育学入門」の授業では大日1年生と日本語や英語そして筆談を使ってコミュニケーションをとりました。

 SFAの皆さんは、はじめに日本語で自己紹介した後「三字経」を暗誦。これは子供たちが一番初めに学ぶ中国の古典です。外国語をいくつも操ることのできる香港の小学生ですが、古典の暗誦は今も重要な教育の一つなんですね。ちなみに、暗誦は子供たちの第一言語(母語)である広東語でした。

香港は広東語を話す中国南部に位置する大都市ですが、歴史的な経緯から英語が教育言語でもあり、広東語、英語、そして最近は普通話(日本で北京語と呼んでいる標準中国語)も児童から学び社会でも使われる、まさに多言語社会です。そこで第二、第三外国語として日本語はどのように学ばれているのでしょう。興味は尽きませんね。

香港と日本の友情を願う作品をいただきました
香港と日本の友情を願う作品をいただきました

「外国語を学ぶ人にはそれぞれニーズがある」と、授業を通じて伝えてきました。今、複言語話者である香港の子供たちを前に、大日の皆さんはどのように感じてくださったでしょう。何のために学ぶのか。自分にも問いかけてみてください。答えはわかりませんが・・・