先輩に聞く3 国文学会春季大会で

武庫川国文学会春季大会は、日本語教育をテーマに院生2名が発表し、その後参加者の皆さんと「ユニークな日本語」をもとにディスカッションを行いました。

まず修士1年の尾崎有以さんは「私と日本語教育との出会い」という題で、大学進学前、大学在学中、卒業後など自身のライフコースを軸に、日本語教育を通じた様々な出会いと自己成長の物語を話してくださいました。

二人目は修士2年の中塚理子さん。前日は1年生の授業でもアメリカ教育実習体験を語ってくれましたが、この日はさらに様々な角度から日文学科で学んだことと今回のアメリカでの経験を関連づけての話になりました。

最後のディスカッションでは「<うれしいです>と<たのしいです>の違いは何?」など、学習者からよくある質問をグループに振り分けて活動。先生方にも参加していただき、どのチームからも活発に議論する声があがりました。

締めは答え合わせ!正解は何かということと、それをどのように授業に落とし込んでいくのかということは、必ずしも一致しません。日本語教師が頭を悩ませつつも楽しみを見出している一面を、皆さんにも共有していただけたでしょうか。

発表を通じて、お二人が駆け出し教師として日々の教育現場で格闘する中で、抽象性と具体性を行き来しつつ授業を作っている姿を目の当たりにしたと感じた1時間でした。お疲れ様でした。