先輩に聞く2 アメリカ教育実習

台湾とSkypeでつなぐ傍ら、電子黒板の前で話しているのは中塚理子さんです。2016年1月末から4月中旬まで、約13週間のアメリカ実習を終え帰国しました。SFCC大学では、日本語教育コースの補助をするほか実際に授業も持たせてもらったとのこと。コミュニティーカレッジと呼ばれる大学では、様々な理由で学ぶ、文字どおり老若男女の学生さんが日本語学習に取り組んでいたようです。中塚さんは滞在中、筝曲について(英語で!)プレゼンする機会があり、それを聞いた近所の小学校から「生の日本音楽を聞かせて」と演奏のリクエストがあったとのこと。一方、伝統文化だけでなく、まんが・アニメなど現代の日本文化愛好家も多く、実習期間中、日本文化に対する関心の高さを肌で感じ取ってきたようです。

二人の先輩の発表後は、受講生から質問が相次ぎました。「日本語は英語で教えるんですか?」「海外で働くことに対して不安はありませんでしたか」など。

発表者は終始にこやかだったのですが、質問も話を聞く姿勢も1年生は真剣そのもの。自分たちと年齢もあまり変わらない先輩たちがそれぞれの進む道を切り開いている様子に、きっといろいろと感じてくれたのではないでしょうか。