香港の小学生を迎えて:2

交流会の会場は文学部2号館地下の書道教室とその隣の和室。ここは夏に改装され生まれ変わったばかりの真新しい空間です。墨の香りの漂う教室の一隅に設けられた畳スペースに集まり、まずは習いたての日本語で自己紹介。児童たちはやはり緊張している様子でしたが、挨拶から始まって名前そして好きなものなど、大きな声で堂々と話す姿、そして準備してきてくれた気持ちに感激しました。

さて活動の開始です。1コマめは「文字や絵を墨で描くアート」。子供たちははじめ戸惑っていましたが、ゼミ生と日本語・英語・中国語そしてジェスチャーを交えてコミュニケーションをとりつつ次第にうちとけていき、葉書や団扇に思い思いの作品を仕上げていきました。さすが、と思わせる漢詩もあれば、宇宙船や大好きなラーメンの絵もあって、笑いに包まれました。