香港の小学生を迎えて:3

2コマめは「お茶と和菓子」の時間です。書道教室隣の和室に入った途端、歓声があがりました。日本の空間に紛れ込んだというエキゾチズムでしょうか。あるいは初めての畳のふみ心地が驚きだったのでしょうか。正座をするのは気の毒でしたが、これも経験。神妙な面持ちの日本文化体験です。

和菓子はうさぎの絵のついたお饅頭とコアラのマーチという取り合わせ。色鮮やかな金平糖とともに楽しんでもらいました。

一方、SFA英文小学校のみなさんは宋時代の文人蘇東坡の詞を暗唱してくださいました。広東語による宋詞は音楽性に富み、書道教室に美しく響き渡りました。短い時間でしたが、東アジアの文化遺産が香港でも日本でも受け継がれていることが確認できる、貴重な交流活動でした。