先輩からのレポート

スピーチコンテスト会場
スピーチコンテスト会場

タイの泰日工業大学で専任講師として働いている田中三恵さん(2012年修士)から、レポートが届きました。田中さんは、はじめの1年をアユタヤにあるラジャパット大学で、翌年をバンコクの泰日工業大学でと、異なるフィールドで日本語教育の経験を積んでいます。

さて、どんな体験だったのでしょうか!

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この週末は、スピーチコンテストの審査員として隣のナコンパトム県の大学に行っていました。ものすごく偉いお坊さんがいらっしゃって、皆、膝で歩いてお坊さんから賞状を受け取っていて驚きました。  
コンテストは、小学生の部から大学生の部まであり、皆有名私立学校や一流国立大学の学生ばかりでした。私は小学生の作文採点の担当だったのですが、「テーマが難しく、日本語で書けないから」といって、びっしり英作文が書かれている???なものもありました。
 

 

泰日工業大学の校舎
泰日工業大学の校舎

世界有数の大都市であるバンコクに来てから、いろんな学校の学生さんを目にするようなりましたが、このような低学年の頃から第3言語を学ぶといった英才教育を受けられる学生を目の当たりにし、アユタヤ時代を思いして格差社会を改めて実感させられた週末でした。

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同じタイの中でも、地域差があるんですね。日本語教師に求められる仕事も異なるようですね。(上田)